徳大ワンゲル部同窓会
白山連峰(石川県)





昭和53年度夏合宿
(7月中旬の10日間)

イメージ


 昭和53年度は私達3年生が年次計画を立てなければならなく、紆余曲折あったものの夏合宿は白山に決定しました。
 一昨年は東北地方、昨年は北海道と遠方に行く傾向であったけれど、これ以上の遠方に行くことはできないし、アルプスは夏合宿には不向きであることから自ずと絞られ、ここ10年間夏合宿として行ったことの無い場所の選定を進めました。その中で白山連峰はどうかの意見が出され、当初は縦走の距離が短いので無理ではないかと思われました。
 白山連峰以外にも候補地が挙げられたが、最終的にはブッシュを多く取り入れて7日間の行程を作成することで白山連峰で一致しました。
 私はパーティリーダーとして十分に計画を練って夏合宿に臨みました。しかし計画通りブッシュに挑戦したものの思ったように進まず、1年生の体力状態などから途中で身動きが取れなくなるのではとの心配から最初の計画を変更し、途中ブッシュを交えた通常のルートに切り替えました。
 1年生の時はただ先輩の後を付いて行くだけで良かった。2年生の時は担当の仕事だけをすれば良かった。しかし、3年生でリーダーとなっての夏合宿は、充実したものにしなければならいと思う反面、もしも事故があったらという不安が交互にやってきたように思います。あのブッシュを途中断念したのが正解かどうかは未だに判りません。ただ、計画を少し欲張り過ぎた点があったと反省しています。
 結果としては途中ルート変更があったものの夏合宿の目的を達成することができたと思っています。すべてのパーティが無事下山でき、皆の笑顔を見た時、終わったんだなと緊張が一気に解けたことを思い出します。




  飯豊・朝日連峰
  大雪・十勝連峰