徳大ワンゲル部同窓会
大雪・十勝連峰(北海道)





昭和52年度夏合宿
(7月中旬から12日間)
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 昭和52年度の夏合宿はあこがれの北海道に決定しました。私が所属することになったパーティは大雪・十勝連峰縦走でブッシュがない通常のルートの縦走でした。
 2年生になって体力も上昇傾向にあったので少しは景色も楽しむことができると喜んでいました。ところが、北海道にはヒグマが生息しており、10数年前に他大学のワンゲル部がヒグマに襲われ5名が亡くなったり、その他にもヒグマによる被害が報告されていたこともあって、急遽ヒグマ対策が練られました。大雪山系から十勝山系に移る辺りが要注意場所であると思われました。2年生がヒグマ対策の資料を収集し、私もヒグマに襲われたワンゲル部の一人が書いた手記を読んだりしたことを覚えています。ヒグマ対策として、鈴を身につける、テン場にはアンモニアを散布する、小刀を持参するといったことでした。
徳島を出発して、舞鶴まで船と電車で向かい、そこからは小樽行きのフェリーに乗り込み2夜をそのフェリーで過ごし、小樽から登別まで鉄道を利用して1日掛けて行きました。長い長い道のりを2日半掛けてやっと登山道の入り口まで辿り着きました。黒岳、旭岳、トムラウシ、十勝岳と7日間の山行きは、大雪山系は雪渓が多く残り雄大な山々が広々と続き、また十勝山系は砂漠のような所に山が連なり、非常に変化に富んだものでした。
 最後はすべてのパーティが支笏湖に集合して、泳いで今までの汗を流しました。  




  飯豊・朝日連峰
  白山連峰