徳大ワンゲル部同窓会

 
 ワンダーフォーゲル部は、自然の好きな者達や人間に興味をもった人達が集い、今まで知らなかった自然の美しさ、偉大さ、恐ろしさを体得し、またすべてを共にする生活を通じて人間関係の良いところも悪いところも体験する場所でした。だからこそ、今でもワンゲル活動は忘れられない。
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 私は40歳を前にして、現在頑張って生きている原点は何だろうと考えてみると、学生時代のワンゲル活動が大きかったことを強く感じました。学生時代は、ワンゲル、ワンゲル、ワンゲルいつもワンゲル部中心の生活でした。
 肉体的にも精神的にも限界までの城山址でのトレーニングや大自然の中での極限の生活をやり遂げたことが今でも精神的支えになっていると感じています。川原の石を体重計で測り、ザックに40sの石を詰め込み、1000mを超える高越山の頂上までその石を運ぶトレーニングでは1年生のころはその石が憎たらしく感じたけれど、3年生にもなれば今までの肉体的精神的鍛錬のおかげで、余裕とまではいかないまでも淡々と頂上に辿り着くことができたものでした。
 そんな事を考えていると20年ぶりに先輩や後輩に会いたくなり同窓会を開こうと思ったのでした。私とたまたま同じ町に住んでいる同期の山崎に相談したところ、大いに賛同してくれて一緒にその計画を進めていきました。前後2、3年くらいの学年を対象に、場所は徳島県で本人や家族の集合しやすい夏休み期間中に開催することとしました。
それで徳大ワンゲル部に昭和49年から昭和53年に入部した部員の現住所を調べ連絡を取り、ついに平成9年7月に第1回徳大ワンゲル部同窓会を開催することができました。